鏡の光を映すリンクバッグの限定モデル
チェーンを白いシルクモスリンで包んだ、2001年発表のネックレス。その記憶をストラップに取り込んだメゾン マルジェラの「リンクバッグ」に、二つの限定モデルが加わった。2026年秋冬コレクションで初登場したバッグは、大阪・阪急うめだ本店で開かれた期間限定ストアに並ぶ。会期は2026年9月30日から10月6日までだ。
過去のアクセサリーから着想したチェーン
ブロークンミラー「リンクバッグ」スモール 508,200円
「リンクバッグ」を印象づけるのは、チェーンストラップ。参照されたのは、メゾン マルジェラが2001年に発表したチェーンリンクネックレスだ。当時のネックレスでは、チェーンを白いシルクモスリンが覆っていた。新作バッグのチェーンには、その過去の作品を思わせる要素がある。
ストラップとは別に、バッグ本体の形にも着想源がある。ヴィンテージのコインパースをもとにした、しなやかなフォルムだ。チェーンが視線を引く一方で、本体には柔らかな輪郭を持たせている。2026年秋冬に登場した新作の二つの限定仕様は、この共通した形の上で、異なる素材の表情を見せる。
阪急うめだ本店の期間限定ストアだけで販売されたのは、ブロークンミラー仕様のスモールサイズ。メタリックな質感が光を受け、バッグの彫刻的なフォルムを際立たせる。限定されるのは販売場所で、価格は508,200円。チェーンと本体の形に加えて、表面の輝きも印象を決める一品だ。
クラックド「リンクバッグ」スモール 512,600円
もう一つのスモールサイズには、艶のあるクラックドレザーを採用した。革にひび割れを加えた仕上げが特徴で、こちらは日本限定モデルとして展開された。価格は512,600円。ブロークンミラーが金属的な光沢によって輪郭を見せるのに対し、クラックド仕様ではレザーの表面に生まれた変化が目を引く。
古い織物を解き、服として組み直す
タペストリー パッチ ジャージー マキシドレス 816,200円
ストアでは「リンクバッグ」とともに、2026年秋冬シーズンのウェアも紹介された。服のシルエットを考える手がかりになったのは、20世紀初頭の英国を思わせるエドワーディアン調の装い。コレクションはその形を一方向から再現するのではなく、さまざまな角度から探っている。
素材には、蚤の市で見つけたヴィンテージのタペストリーを使用。一度解体して加工し、衣服へ再構築する。古典的な輪郭には身体に沿うセカンドスキンを組み合わせ、余った布は垂れ下がるように残した。織物がもともと持っていた姿と、服に変わったあとの姿が一着の中に共存する。
紹介されたタペストリー パッチ ジャージー マキシドレスは816,200円。バッグの表面に見えるひび割れとは方法が違っても、素材の表情を消し去らずに生かすという点で、同じ秋冬コレクションの一部をなしている。
ショーの空気を会場の素材で表現
パフスリーブ ベルベット カウル マキシドレス 1,019,700円
期間限定ストアの内装は、2026年秋冬コレクションのショーが持っていた雰囲気を映したもの。白いコンテナには、風雨にさらされて生じた経年変化が残る。表面の錆もそのまま使い、時間を経た素材の状態を会場の一部にしている。
足元にはタペストリー柄のカーペット。壁には手作業でパッチワークのように張り合わせた壁紙を用い、さらにシワを加えた。古びたタペストリーを思わせる壁面が、再構築された織物のウェアとも響き合う。パフスリーブ ベルベット カウル マキシドレスは1,019,700円で紹介された。
古いものや捨てられたものに価値を見いだし、色あせや不完全さも受け入れる。メゾン マルジェラのその姿勢は、錆びたコンテナやシワのある壁紙を含め、売り場全体に表現された。
【詳細】
メゾン マルジェラ 2026年秋冬コレクション 期間限定ストア
期間:2026年9月30日(水)~10月6日(火)
販売店舗:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
営業時間:10:00~20:00(休業日は阪急うめだ本店に準ずる)
限定アイテム:
・ブロークンミラー「リンクバッグ」スモール(阪急うめだ本店期間限定ストア限定) 508,200円
・クラックド「リンクバッグ」スモール(日本限定) 512,600円
【問い合わせ先】
マルジェラ ジャパン クライアントサービス
TEL:0120-934-779


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